★DHCPとは★
DHCPとは、パソコンやスマートフォン、iPhoneなどの情報機器に自動でIPアドレスを割り当てるプロトコルのことです。
DHCPの機能は、サーバーやルーターに備わっています。一般家庭では、インターネット回線につながっているルーターに備わっており、家庭内の各々の情報端末に自動的にIPアドレスを割り当てて、識別しています。DHCP機能があれば、自動的にIPアドレスを割り当ててくれるため、1から手動で設定する必要がないため、大変便利です。
また、DHCPによって割り当てられたIPアドレスは使いまわすことが出来ます。例えば、パソコンに割り当てられらた192.168.1.1というIPアドレスがあるとします。パソコンの電源を切ると、この値は解放され、家庭内にある別の端末に割り当てられるという流れです。
・クライアントとDHCPとのやり取りの流れ・
IPアドレスを取得するためにクライアントは、DHCPサーバーとやり取りを行います。やり取りが終了すると、IPアドレスが付与されます。
★DHCPのメリット/デメリット★
メリット
・IPアドレスをまとめて管理できる。
会社などで社内ネットワークを構築する場合、それぞれのコンピューターにIPアドレスを割り当てる必要があります。DHCP機能がない場合、IPアドレスの設定を手動で一つ一つ行わなければなりません。時間もかかりますし、万が一誤って設定してしまうなどのトラブルも発生することもあります。DHCPがあれば、どのパソコンにどのIPアドレスを割り当てればいいのかという作業をすべて自動で行ってくれるため、前述したようなトラブルを引き起こす心配がありません。
デメリット
・サーバーにはDHCP機能が使えないという点は大きなデメリットです。サーバーに割り当てるIPアドレスは静的IPアドレスであるため、DHCP機能で自動的に割り当てることが出来ません。また、サーバーだけではなく。ルーターにも使用できません。
今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。