今回はSaaS,PaaS,IaaSについて、記載していこうと思います。
SaaS,PaaS,IaaSとはそもそも何の用語なのかというと、クラウドサービスの提供形態の略称です。
メールや、ストレージ、あるいは開発環境など、クラウドと呼ばれるにはとても同じものとは言いにくいこれらですが、
いずれもクラウドと呼ばれるものです。
それらを分類した用語が上記で述べたSaaS,PaaS,IaaSにあたります。
■SaaS(Software as a Service)
Software as a Serviceの略でSaaS(サース)と呼ばれます。
パッケージ製品(店頭で売られていたもの)として提供されていたソフトウェアを、インターネットを経由して、
サービスを提供する形態のことを言います。
代表的なものとしてビジネスチャット、社内SNS、グループウェアなどがこれにあたります。
■PaaS(Platform as a Service)
Platform as a Serviceの略でPaas(パース)と呼ばれます。
Platform(プラットフォーム)とは、ソフトウェアや、サービス、システムなどを提供や運営、カスタマイズするために必要な、
土台となる環境のことを指します。
より具体的にはサーバーを動かすための土台となる環境のことです。
オンプレミスではサーバーの費用、維持費とかかりますが、PaaSでは従量課金制がほとんどで、
安価なコストで開発が可能な点が特徴です。
代表的なものとしてMicrosoft AzureやGoogle App Engineなどがこれにあたります。
■IaaS(Infrastructure as a Service)
Infrastructure as a Serviceの略でIaaS(イアースまたはアイアース)と呼ばれます。
情報システムの稼働に必要な仮想サーバや、機材、ネットワークなどのインフラを
インターネット上でサービスとして提供する形態のことを指します。
代表的なものとしてAWSのEC2、Google Computer Engineなどがこれにあたります。
以上が、クラウドサービスの提供形態のSaaS,PaaS,IaaSです。
ざっくりとした内容ですが、多少でも理解の足掛かりになればと思います。