今回はAzureのサービスの一つである、可用性ゾーンについて記載していこうと思います。
■可用性ゾーンとは
*リージョン内でデータセンターでの障害(冷却設備が正常に作動せずサーバーダウンなど)に対しての対策を設けた場所のことです。
具体的には、1つの可用性ゾーン内に独立した電源、冷却手段、ネットワークを備えたデータセンターが1つ以上あり、
リージョン内でデータセンター障害が発生した際に、障害が発生したデータセンターで稼働しているサービス等を、
同じリージョン内の別のデータセンターで稼働することで冗長化を図るといったものです。
*リージョンとは
AWSが保有する複数のデータセンターを地理的に分割したときの単位
一つのリージョン内に、最低3つのゾーン(データセンター)が存在
可用性ゾーンとは別にAzureでは、可用性セットという可用性ゾーンよりも小さな範囲で、一つのゾーン内で仮想マシンの可用性を上げる方法
■可用性セットとは
データセンター内の異なるラックで構成され、1つのラックがダウンしても別のいずれかのラックが動作している状態を維持できます。
可用性セットを構成することで、データセンターのハードウェア障害の際に、サービス全体の停止を抑えることができます。
以上、Azureの障害対策サービスの可用性ゾーンについてでした。