★SATAとは何か?★
SATAとは, Serial Advanced Technology Attachmentの略であり、HDDや光学ドライブなどをコンピューターに接続する際の規格のことです。
以前は、SATAではなく、IDEという規格が主流でした。IDEとは、複数の線を使って、HDD、光学ドライブなどをPCと接続する規格であるのに対して、SATAの場合は、1本の線を使って接続します。
・IDEの場合は、下記の図のように複数の線を使用します。
・SATAの場合は、下記の図のように1本の線を使用します。
★SATAが主流になった理由★
では、SATAがIDE以上の需要を確保することが出来るようになったのはなぜでしょうか?
理由は、SATAのほうが1本の線を使っているため、複数の線を使っているIDEよりもデータを順番に届けることが可能だからです。
下記の図がIDE規格によるデータの送信の流れを視覚化したものです。
データは順番通りに到達することが大切なため、1番のデータから4番のデータが順番に到達しなければいけません。
万が一2番のデータが一番先に到達してしまった場合は、1番のデータの到着を待つしかありません。複数の線を使った場合、該当の問題が発生してしまいます。
下記の図が、SATA規格によるデータ通信の流れを図式化したものです。
1本の線のみの利用のため、IDEのようにデータがばらばらに到達することがありません。
このようにデータを順番通りに目的地へ到達させることが可能なため、現在では、SATA規格が主流となっております。
参考URL
https://wa3.i-3-i.info/word12855.html