前回投稿ではファイル管理に使うコマンド紹介の第1弾としてファイルのコピーができるcpコマンドを取り上げました。今回は第2弾としてファイルの移動や名前の変更ができるmvコマンドについて紹介します。
□ファイルの移動
ファイルを別のディレクトリに移動する場合は「mv 移動元ファイル 移動先ディレクトリ」のように記述します。上の例では、カレントディレクトリにあるtest.txtをディレクトリdocumentに移動しています。
□ディレクトリの移動
ディレクトリの移動もファイルの移動と同様のコマンドで可能です。cpコマンドのようにオプションを付ける必要はありません。上の例では、カレントディレクトリにあるディレクトリdoc2とその中身のtest.txtをディレクトリdocumentの中に移動しています。
□ファイル名の変更
ファイル名を変更する場合は「mv 名前を変更したいファイル 変更後のファイル名」のように記述します。上の例では、カレントディレクトリにあるtest.txtの名前をnewname.txtに変更しています。
□ディレクトリ名の変更
ディレクトリ名の変更もファイル名の変更と同様のコマンドで可能です。上の例では、カレントディレクトリにあるディレクトリdoc2の名前をnewdocに変更しています。
□mvコマンドのオプション一覧
-b 上書きまたは削除されるファイルのバックアップを取る。
-f 確認せず上書きをする。
-i 上書きの場合は確認をする。
-n 移動先に同名のファイルやディレクトリがある場合は移動しない。
-u 移動元の方が新しい場合のみ上書きする。
-v 移動の詳細情報を表示。
引用:https://qiita.com/web-hackers/items/8ecca14a948d7865ae0f
ファイルの移動や名前の変更ができるmvコマンドについては以上となります。次回は、ファイルの削除ができるrmコマンドについて紹介する予定です。