Linuxで動作中のプログラムを終了して安全にシステムを停止させるためにはシャットダウンを行います。シャットダウンの実施にはshutdownコマンドを使って、「shutdown [オプション] 時間 [メッセージ]」のように記述します。時間は、5分後であれば「+5」、15時であれば「15:00」、今すぐであれば「now」のように記述します。
□-hオプション
シャットダウンして電源を切る場合、-hオプションを使います。上の例では、今すぐシャットダウンして電源を切っています。
□-rオプション
シャットダウンして再起動する場合、-rオプションを使います。上の例では、10分後にシャットダウンして再起動します。
□-cオプション
予定していたシャットダウンをキャンセルする場合、-cオプションを使います。上の例では、10分後に設定したシャットダウンして再起動する予定をキャンセルしています。
□-kオプション
シャットダウンはせず同じシステムを使っているユーザーにメッセージを送る場合、-kオプションを使います。メッセージの送信は-hオプションや-rオプションで電源を切ったり再起動したりする場合でもできますが、実際にシャットダウンせずに事前に出す警告として使うことができます。上の例では、「もうすぐシャットダウンするのでログアウトしてください。」といった旨のメッセージを送信しています。