今回はTelnetについてご紹介します。
Telnetとは、ネットワークで別の機器に接続し、その機器を遠隔で操作するためのプロトコルです。
利用者が手元で操作する機器をTelnetクライアント、遠隔で操作される側の機器をTelnetサーバと呼びます。
Telnetはポート番号23を使用します。
また、TelnetコマンドもあるのでTelnetを利用して別の機器に接続することも可能です。
LinuxにおけるTelnetコマンドの使い方を以下に簡単に記載しておきます。
書式:telnet (引数なし)
オプションや引数を付けずに実行すると、対話モードで開始します。
対話モードで入力待ちの状態になったら、必要に応じて
open [IPアドレス] - Telnetサーバに接続
help - 入力可能なコマンドを表示
status - 現在の接続状況を表示
などのコマンドを入力します。
書式:telnet 接続先IPアドレス (ポート番号)
ただし、Telnetは通信内容が暗号化されないため、セキュリティ面で問題があります。
現在では通信内容が暗号化されていて安全性の高い、SSHが主流となっています。
TelnetやSSHを利用してコンピュータの遠隔操作をするためのソフトウェア(ターミナルエミュレータ)もあり、Tera Termなどが有名です。
参照資料
telnetコマンドについて詳しくまとめました 【Linuxコマンド集】 (eng-entrance.com)