今回はLinuxのディストリビューションについてご紹介します。
主なディストリビューションは以下の三種類です。
■Slackware系
パッケージ管理システムにはslackpkgを採用している。
最も歴史のあるディストリビューションで、シンプルだが安定性や安全性が高い。
また依存関係の解決などはユーザー自身で行う必要があり、難易度が高い。
最古のディストリビューションであるためSlackware系の種類は少ない。Slackware、Plamo、SLAXなどがある。
■RedHat系
企業向けのものが多い。
パッケージ管理システムにはRPM形式を採用している。
RHEL、CentOS、Fedora、SUSEなどがある。
■Debian系
Debian GNU/Linuxをベースとしている。
パッケージ管理システムにはdeb形式を採用している。
シェアが高いため情報が多い。またユーザーフレンドリーを掲げていて初心者が使いやすい。
Debian GNU/Linux、Ubuntu、Raspbianなどがある。
RedHat系とDebian系では起動処理やファイル配置、コマンドなど様々な点が異なります。
他にも独立系と呼ばれるディストリビューションもあります。
現在、LinuxのディストリビューションのシェアはUbuntu、Debian、CentOSの順に高くなっています。