WindowsとMac、両方使っていると両者の間でファイル共有がしたくなる場面というのが訪れます。
そこで、例えばMacでフォルダーを圧縮→Windowsで解凍して表示とすると
.DS_Store
._hoge.pdf
のような、共有したいデータとは別のファイルが表示されます。ファイル数が少なければそこまで気になりませんが、数が増えてくると流石に鬱陶しくなります。
今回の主題はこのファイル達になります。
.DS_Store
フォルダを開いた際のアイコンの位置や大きさといったメタデータを保存するファイルです。各フォルダにつき1つ作られます。
macOSのFinderにはWindowsのエクスプローラーと異なりフォルダやファイルのアイコンを画面上の好きな位置に配置できるという特徴がありますが、便利かどうかはさておいて、これらの情報が書き込まれているのでしょう。
要するにWindowsでフォルダを開く上では不要だということです。
._ファイル名
macOSのファイルシステムではデータの本体をデータフォーク、ファイルのアイコンやメニューの内容といった付加情報をリソースフォークとして、2つを分けて保存しています。._ファイル名はリソースフォークのファイルです。
macOSはリソースフォークを見えないように扱いますが、他OSでは対応していないので普通に表示されます。
また他ファイルシステムとの互換性のためなのか、リソースフォークは現在ほとんど利用されていないようです。
要するにこちらもWindowsには不要なファイルということです。
フォルダを美しく保ちたい方はこれらのファイルを削除してしまうのが良さそうです。
便利そうなコマンド:https://news.mynavi.jp/article/osxhack-168/
Windowsと比べると古いものを切り捨てがちな印象あるmacOSですが、こういった昔の面影が残っているのはちょっとエモーショナルな気がします。不便ですが。