今日はLinuxのaliasコマンドについて説明しようと思います。
aliasコマンドは自分がよく使うコマンドを別名で登録できるコマンドになります。
この登録している別名を「エイリアス」と呼んでいます。
コマンドの書式は下記のようになります。
alias 登録したい別名='登録するコマンド'
主に作業効率化のために使用されるコマンドで長いコマンドを短いコマンド名で使用できます。
例えば下記のような例が有ります。
alias ll = 'ls -l'
これは「ll」と入力すると、「ls -l」を実行するエイリアスとなります。
これだけでも5文字入力するところを2文字入力でコマンドを実行することができます。
また、下記のように間違いが無いようファイル削除前に常に確認メッセージを表示するエイリアスも設定できます。
「rm」はファイル削除コマンドですが、「-i」オプションをつけることで削除前に本当に削除してよいのかの確認メッセージを表示します。このエイリアスを設定することにより「rm」を実行する度、毎回確認メッセージを表示してくれます。
しかし、逆に間違ったエイリアスを登録してしまうこともあると思います。
その場合は「unalias」というコマンドで登録したエイリアスを削除できます。書式は下記になります。
unalias 登録した名前
例えば上記で登録した「ll = 'ls -l'」を削除したい場合は下記のように入力します。
unalias ll
また、「unalias -a」と入力すれば現在登録されているエイリアスを全て削除できます。
「alias」コマンドを何も付けずに実行すれば現在登録されているエイリアスを一覧表示できます。
今回は作業効率化によく使用されているaliasコマンドの紹介でした。
参考資料
・新しいコマンドも作れる!aliasコマンド詳細まとめ【Linuxコマンド集】 (eng-entrance.com)
・Linux操作で生産性を上げたいならaliasコマンドを使おう! - Qiita