■ ETL とは②
ETLは以下の3つのプロセスによる一連の処理を指します。
・Extract(抽出)
基幹システムや特定データベースから必要なデータを抽出し、ETLツールへ入力します。
ETLツールにどの情報を抽出するかの定義を設定するため、必要な情報のみ抽出することが可能です。
・Transform(変換・加工)
データ出力先のSQLの種類に則ってデータの変換・加工を行います。
互換性がある出力先の場合は、このプロセスを省略することもできます。
・Load(書き出し)
データ出力先のアプリへデータを書き出します。
Transform作業時に適切なデータに変換されているので、入力元のデータと同じデータを確認できます。
■ 有名なETLツール
・Waha! Transformer
株式会社ユニリタが提供するETLツールで、10億件ものデータ処理に対応しています。
操作性も高くこれ一つで操作が完結するため、プログラミングやSQLの知識は必要ありません。
・Boomi
Boomi japan合同会社が提供するETLツールで、クラウドベースのローコード総合プラットフォームです。
アプリケーション同士の統合・連携はお手の物、別ワークフローアプリの構築などを得意としています。
・Azure Data Factory
Microsoft社が提供しているクラウドサービス「Azure」にて、従量課金制で導入できるETLツールです。
初期費用は不要、BIと呼ばれるデータ分析ツールも使用できるのでETLにて蓄積したデータの分析・情報の可視化が可能です。
参考: