VMとはVirtual Machineの略称で、VMを作成する際にサイズを選択します。
サイズとは、vCPUやRAM、一時ストレージといったものがまとまったもので、数字が大きければ大きいほど性能が高いものになります。性能が高ければ高いほど、ランニングコストが高くなります。そのため、仮想マシンの目的に沿ったサイズを選んで作成する必要があります。
そんなサイズですが、一部シリーズを紹介いたします。
・Bシリーズ
継続的にCPUをフルに使わないのであればこのシリーズ。他のシリーズに比べて価格が安いが性能が低い。BシリーズにはB1sというサイズがあり、こちらは無料で使える。
・Dシリーズ
汎用性が高く、様々なニーズに対応したシリーズ。種類が多いため、目的に沿ったサイズが選びやすいのが特徴。Dシリーズには世代が存在し、Dシリーズ○vと表記され、○には数字が入る。v2~v5まで存在し、現在は第5世代のv5が最新。
・Eシリーズ
メモリを最適化するために適したシリーズ。他のシリーズに比べてメモリ数が多いことが特徴。16GB~32GBまであるため、処理が多くなるような業務であればEシリーズが作成時の選択になる。Eシリーズにも世代があるため、Eシリーズv3~Eシリーズv5まである。同じく第5世代のv5が最新。
・Fシリーズ
ベクター処理(点と線を数値化して表現する処理。画像処理などで行われることが多い)を行う業務が多い際に最適なサイズ。アプリケーションサーバーを構築する際にも適しているとされる。
仮想マシンを作成する際は「何をするか、想定される処理は多いか少ないか」を計画して、目的に沿ったサイズを選択することが必要です。万が一、リソースが足りないのであれば、サイズの変更も可能なため、安心して利用することができます。
参考にしたMicrosoft LearnのVMサイズのページにはより詳しく最適なサイズの選択方法が記載されているため、ぜひ一度閲覧してみてください。
参考サイト