クラウドといえば特に代表的なのはAzureとAWSで、どちらの認定資格の需要も高くなっています。
AzureであればMicrosoft Certified Azure Fundamentals(以下AZ-900)とその上位資格Microsoft Azure Administrator(以下AZ-104)を、AWSであればAWS認定クラウドプラクティショナー(以下AWSCLF)と上位資格AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(以下AWSAA)をまず取得する方が多いかと思います。
去年末にAWSの各資格を、3月にAzureの資格も取得したため、今回はそれぞれの違いをご紹介いたします。
1. 受験料
まず受験料なのですが2023年5日1日時点でAZ-900が13200円、AZ-104が23212円で、AWSCLFが12100円、AWSSAAが16500円です。
さらにAWSの場合試験に合格すると次の試験が半額になるクーポンがもらえますので、CLFに合格すればSAAを半額で受けることができます!!
これだけ見るとAWSは受験料が安く済むため、とりあえず取得するならAWSの方がいいように思えますが、実はコスト面で今後大きく差が出る点がございますので次の項目でご紹介いたします。
2. 有効期限と更新方法
まず有効期限なのですが、AZ-900は無期限、AZ-104は以前2年でしたが今は1年です。
AWSは各種資格ともに3年となっています。
大きな違いは更新方法です。AZ-104の場合1年という短期間ではあるものの、オンライン上の試験に合格すれば無料で更新でき、しかも何度でも受けることが出来ます。
AWSの認定資格は3年と有効期限は長いものの、更新のためにはもう一度試験料を払う必要があります。
ですので短期のコストだけを見ればAWSが、長期のコストを考慮すればAzureの方が安く済むことになりますね。
3. 出題形式
細かな違いはあるもののどちらの資格も選択肢から答えを選ぶ形式ですが、AZ-104の場合シナリオ問題という変わった出題形式があります。
大きな特徴としては見直しが出来ない点です。
AWSとAzureどちらの試験も後で見直しが出来るため、注意が必要です。
4. 難易度
難易度に関しては私個人の感覚の面が強いですが、AZ-900とAWSCLF、AZ-104とAWSSAAで比較するとどちらもAWSの資格の方が難易度は高いと感じました。
AWSの方が出題数や覚える内容が多く、また試験時間もAWSの方が長い所にも難易度の差が表れているのではないでしょうか。
5. 勉強のための情報量
勉強のための参考書やサイトの数はAWSだと多種多様ですが、逆にAzureではごくわずかで、資格の種類次第では英語のサイト等も参考にしなければ公式以外で勉強しようがなく、AZ-104ですら勉強するのに苦労しました。
その点も含めるとどちらが一概に難しいかは言えないかもしれません。