今回はポート番号について紹介します。
前回TelnetとSSHの違いについて紹介した際に、「ポート番号が違う」と違いを挙げていました。このポート番号というのは各プロトコル毎に分けられているため、TelnetとSSHの違いという点においてはそこまで重要ではありませんでした。
ポート番号について紹介する前に、まずポートについて紹介します。
ポートは、ネットワークの出入口でやり取りするプロトコルによって、出入りするポートが変わります。
例えば、前回解説したTelnetのポート番号は23番で、SSHのポート番号は22番という様に各プロトコルでポート番号が変わります。
すでに用途を決めてポート番号として割り振られているポートを、「ウェルノウンポート」と言い、0~1023番まで割り振られています。代表的なものだと、HTTPのポート番号80番があります。
同じポート番号では、登録ポート番号(レジスタードポート番号)やダイナミック/プライベートポート番号などがあります。
登録ポート番号とは、1024~49151番で特定のアプリケーションに振られています。ダイナミック/プライベートポート番号は登録ポート番号と同じく特定のアプリケーションで使用しますが、違う点としては、どのアプリケーションが使うか定められていません。番号は49152~65535番です。
今回はポート番号について紹介しました。IPアドレスは住所、MACアドレスは個人、ポート番号は部屋番号として例えられることが多いです。アクセスコントロールリストではこのポート番号を指定してリストを作成することができるので、主要なポート番号と対応するプロトコルについて覚えておくと良いかもしれません。