今回はLinuxの基本コマンドについて12個紹介していきたいと思います。
これからLinux関連の案件に初めて参画する方などは必ずおさえておきましょう!
cd
cdコマンドはディレクトリ間を移動する際に使用するコマンドです。
ls
lsコマンドはディレクトリの中にあるファイルやディレクトリ等を確認するために使用するコマンドです。
<主なオプション>
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-a:隠しファイルを含むすべてのファイル(ディレクトリ)を表示する
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-A:隠しファイルを含むすべてのファイル(ディレクトリ)を表示する
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-l:ファイルの種類や所有者・所有グループなどのファイル(ディレクトリ)の詳細を表示する
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-i:inode番号も表示する
※inode番号とは主にUnix系で使われるファイルやディレクトリの属性情報が書いてあるデータ(inode)に割り当てられる番号であり、inodeを識別するための番号です。
※属性情報:所有者、更新日時、ファイルサイズ、アクセス権など
cat
catコマンドはファイルの中身を見るコマンドです。
<主なオプション>
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-s:連続したスペースやタブを1行にして表示する
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-n:行番号をつけて表示する
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-A:非表示文字も含めてすべて表示する
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-E:最終行に$を表示する
nl
nlコマンドは行頭に行番号を振って出力するコマンドです。
<主なオプション>
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-b:指定されたタイプで行番号を振る
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-h:-bと同様の指定したタイプでヘッダに行番号を振る
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-f:-bと同様の指定したタイプでフッターに行番号を振る
<タイプ>
オプションにはタイプを指定できます
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a:すべての行
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t:空行でないすべての行
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p:正規表現にマッチしたテキストを含む行
fmt
fmtコマンドはファイルを整形して出力するコマンドです。
<主なオプション>
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-c:インデントを保持したまま整形する
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-s:長い行を複数行に分割する
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-t:タグ(a.や1.など)月の段落として整形する
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-w:表示幅を指定する
wc
wcコマンドは文字数をカウントしたり、ファイルサイズを出力したりするためのコマンドです。
<主なオプション>
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-c:バイト数を表示する
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-m:文字数を表示する
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-l:開業数を表示する
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-w:単語数を表示する
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-L:最長の行を表示する
cut
cutコマンドはファイル内のテキストを部分的に切り取って出力するためのコマンドです。
<主なオプション>
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-b:切り取るバイト数を指定する
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-c:指定列の文字のみを切り出す
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-d:区切り文字を指定する(デフォルトではカンマ)
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-f:区切られた項目のうち、表示する項目を指定する
pr
prコマンドは印刷に適した形式にファイルを整形するコマンドです。
<主なオプション>
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-d:行間に空行を差し込む
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-数値:指定した数値の列数に整形する
pwd
pwdコマンドはカレントディレクトリの位置を絶対パスで表示・確認するためのコマンドです。
rm
rmコマンドは既存のファイルやディレクトリを削除する際に使用するコマンドです。
<主なオプション>
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-r:指定したディレクトリを削除します。
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-v:実行内容の経過が表示されます。
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-f:確認メッセージを出さずにファイルを削除します。
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-i:削除の実行前に確認メッセージが表示されます。
※また、「rm *」と入力すると、作業中のディレクトリ内のすべてのファイルを削除することができます
rmdir
rmdirコマンドは既存のディレクトリを削除する際に使用するコマンドです。
ですが、このコマンドはディレクトリの中身が空のディレクトリしか削除することができないため、ディレクトリの中身ごと削除したいときはrmコマンドを使用してください。
<主なオプション>
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-p:指定したディレクトリの親ディレクトリも含めて削除します。
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-v:ディレクトリの削除時の情報を表示します。
mkdir
mkdirコマンドは新たにディレクトリを作成する際に使用するコマンドです。
<主なオプション>
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-m:パーミッションを指定して、ディレクトリを作成します。
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-p:ディレクトリを階層的に作成します。
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-v:ディレクトリ作成時の情報を表示します。