今回は、Lpic資格試験勉強にて学んだ「共有ライブラリの管理」について共有いたします。
■ライブラリとは
前提としてライブラリとは、よく使う機能をまとめほかのプログラムから利用できるようにしたものです。
ライブラリには静的ライブラリと共有ライブラリがあります。
・静的ライブラリ
プログラム作成時にその実行ファイル内に組み込まれるライブラリ
・共有ライブラリ
プログラムの実行時にロードされ、複数のプログラム間で共有されるライブラリ
■スタティックリンク(静的リンク)とダイナミックリンク(動的リンク)について
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スタティックリンク
リンクをコンパイルする時点でコンパイラがライブラリを実行ファイル内に埋め込みます。
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ダイナミックリンク
実行ファイルへライブラリを埋め込むことはせず、実行時にライブラリの機能を呼び出します。
つまり、スタティックリンクだと、実行ファイル内にライブラリの機能が埋め込まれるということで、
よく使われるライブラリの機能が、様々な実行ファイル内に重複して入ってしまいます。
そのため、ダイナミックリンクという方法が使われています。
また、ダイナミックリンクによって呼び出されるライブラリのことを「共有ライブラリ」と言います。
参考文献:中島能和. "Linux教科書". LPICレベル1 Version5.0対応, 2022, 58-59