今回は最近少しずつですが、AZ-900について勉強を進めているのでその勉強途中で気になったクラウドモデルについてご紹介したいと思います。
クラウドモデルは4種類あり、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドの4つです。
以下にパブリッククラウドからご紹介していきます。
・パブリッククラウド
パブリッククラウドは一般的なクラウドで、Azureもパブリッククラウドの1つです。
パブリッククラウドでは、社内のデータセンターを一切使用せずクラウドサービスを運営している会社のデータセンターのみ使用するため
社内のデータセンターを運用する必要がありません。
パブリッククラウドの「パブリック」は公共という意味がありますが、
パブリッククラウドで構築したITシステムに誰でもアクセスできるという意味ではありません。
社内のユーザーだけが利用でき、ゲストユーザーが利用できないようにアクセスを制限することも可能です。
・プライベートクラウド
プライベートクラウドではクラウドサービスを運営している会社のデータセンターではなく、
社内のデータセンターでパブリッククラウドと同じ方式で運用します。
プライベートクラウドは、パブリッククラウドとは違いITのリソースを組織内だけで利用します。
なお、プライベートクラウドには2つの形態があり、社内データセンターだけで実現するクラウド環境は「オンプレミス型プライベートクラウド」と呼ばれ、
クラウドサービスを運営している会社のITリソースを一部完全に専有し、自社専用のデータセンターのようにしてクラウド環境を実現する形態は「ホステッド型プライベートクラウド」と呼ばれます。
・ハイブリッドクラウド
ハイブリッドクラウドとは、プライベートクラウドを含む組織内のデータセンターとパブリッククラウドを組み合わせて利用する環境のことです。
ハイブリットクラウドは、パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方の利点を得ることができます。
例えば、社内のデータセンターでストレージが足りなくなった場合、その不足分だけをパブリッククラウドのストレージで補うといった使用方法があります。
・マルチクラウド
クラウドの最も新しい利用形態が、マルチクラウドです。
マルチクラウドは同時に複数のクラウドサービスを運営している会社のパブリッククラウドを環境のことです。
例えば、AzureとAWSを併用して、ITシステムを構築することができます。
以上、4つがクラウドモデルになります。
一度理解することができればクラウドの前についている名前、例えばハイブリットなどの単語からある程度どんなクラウドか想像できると思いますので、
今回のこの投稿を機に覚えていただけると幸いです。
参考文献:AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集 第2版