今回はiノードについて詳しく調べました。
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iノードとは、LinuxなどUNIX系OSの一部のファイルシステムで用いられる
ファイルやディレクトリについての情報を記録した管理データのことです。
ストレージ内の管理領域に記録されるもので、
装置内に作成・保存されたファイルやディレクトリの記録位置やサイズ、
作成日時や最終更新日時、最終参照日時などのタイムスタンプ、
所有者のユーザーIDやグループID、パーミッション(アクセス権情報)などの管理情報で構成されます。
inodeは一つ一つのファイルやディレクトリごとに作成され、
各inodeには装置内で固有の整数値(inode番号)が割り当てられます。
ファイルやディレクトリはシステム上ではこのinode番号で識別されます。
あるファイルを削除して同じディレクトリに同じ名前でファイルを作り直しても、
内部的には以前とは異なるinodeで識別され、異なるファイルとして扱われます。
inodeやinode番号はシステムが内部的に利用する情報であるため、
通常の使用方法では利用者が目にする機会は少なく、意識する必要もありませんが、
ディスクに障害が生じて復旧する場合など、管理上必要な操作の中で表示されることがあります。
ファイルやディレクトリを一覧するlsコマンドでは「-i」オプションでinode番号を表示することができます。
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参考文献:
「iT用語辞典 e-Words / inode 【iノード】」