マクロでInternetExplorerを起動させる方法、
またその方法を利用したOutlookWebAppでの新規メール作成準備についての記事です。
マクロでIEを操作できるようにするには、
まずマクロ自体に新たな機能を付加する必要があります。
「Alt+F11」でVBEを開き、タブ「ツール」に格納されている項目「参照設定」を選択、
ライブラリが表示されたら必要なライブラリファイルの頭文字となる「M」列を検索、
下記のライブラリファイルにチェックを入れてください。
・Microsoft HTML Object Library ⇒ htmlに関するコマンド情報
・Microsoft Internet Controls ⇒ IEの操作に関するコマンド情報
これでIE操作を行う為の準備は完了となります。
この設定を行わないと、マクロがコマンド内容を読み込めず、
「現在参照されていないライブラリ内にあるためジャンプできません」
というエラーメッセージが表示され、マクロが中断されます。
上記の手順を踏まえ、OutlookWebAppで新規メールの作成準備を行います。
事前準備として、
・OutlookWebAppのログインが完了している事
(別コマンドによりIDパスワードの自動入力も可能)
・ポップアップブロックか解除されている事
(新規メール作成時のウインドウ表示が行えない)
この二つを先に設定する必要があります。
【マクロ内容】
Sub IE起動()
'変数設定
Dim IE起動 As InternetExplorer
Set IE起動 = CreateObject("InternetExplorer.Application")
'IE(InternetExplorer)を表示する
IE起動.Visible = True
'OWAを表示する
IE起動.Navigate "https://mail.miracle-solution.com/owa/"
'新規メール作成リンクを表示する
IE起動.Navigate "https://mail.miracle-solution.com/owa/#viewmodel=IMailComposeViewModelFactory"
End Sub
※備考
・「IE起動.Visible = True」
というコマンドを設定し忘れると、後続コマンドが実行はされるが
ウインドウ上に表示されず内部で処理される為、
今回のマクロの場合だとOWA、新規メール共に表示がされなくなります。
・今現在標準利用しているブラウザでリンクを開きたい場合ならば、
HYPERLINK関数で十分です。
【参考記事】
・指定したURLをIE(InternetExplorer)で起動させる
https://www.vba-ie.net/ie/navigate.php#a1
・ExcelVBAでIE操作
https://tonari-it.com/ie-setting-navigate/